早稲田第一住宅自主防災会

<組織の名称>
三郷早稲田第一住宅自主防災会

<組織の概要>
・会  長篠 原  義 夫
・設立年月日  平成 5年 2月 16日
・地域の世帯数 162世帯

<活動の内容>
三郷早稲田第一住宅は、三郷文化会館の東側に位置し、すぐ東側には緑豊かな江戸川の土手が見える静かな場所にあります。自主防災会の発足は12年前に行った住宅の大規模修繕がきっかけでした、団地に入居以来始めての大工事に住民の意識が集中し話し合いで難問が次々と解決し工事が竣工した時の達成感に皆が浸っている時に、市役所総務部防災係の担当者の方から、自主防災組織の結成の話がありました。

当時の修繕工事実行委員会のメンバーと管理組合理事会が中心となって、発足に向けて話し合いが行われ翌年2月に正式に自主防災会として誕生したのでした。

第一回目の防災訓練はその年6月に行われた市のクリーンデーの日に合わせ住民の皆さんが参加しやすい日に設定して実施しました。消防署には当時まだ梯子車が無く、シュノーケル車を出動していただき、団地5階からの避難訓練も取り入れて、初めての訓練としては大成功に実施できたと喜び合ったものでした。

地域のコミュニティを大切にしたいと12月の日曜日に「餅つき大会」を計画しました、当初は道具も無く知識もない者が計画するので不安ばかりでしたが、そこは団地の良いところで住民の皆さんに地方からの出身者が多く、子供の時から餅を搗くのを見ていた方や実際に経験した方々が手を上げてくれました。そして近所の幼稚園から餅つきの道具一式借りるなどの手はずは、当時子供を幼稚園に通わせているお母さん達がまとめてくれました。

始めての餅つき大会を実施してから、今年暮れで第十回目を迎えようとしています。防災会の活動として行うにはそれなりの意義あるほうが良いと考え、災害弱者と言われるお年よりの方に搗きたてのお餅を直接手渡しで配っています。そしてお年寄りを救助する際の救助マップを役員の脳裏に記憶させていただいています。昨年度は自主防災会創立十周年を記念して臼や杵を購入し、道具が一式そろって自前で餅つきが出来るようになりました。

夏休みの最後の日曜日には団地内中央の道路の使用許可をとり夕涼み会を開催します。あいにく今年は台風16号のため中止せざるを得ませんでしたが、毎年多くの住民の皆さんが参加して盛大に行っています。以前はこの夕涼み会は子供会が主催していましたが、年々子供の数も少なくなって数年前から防災会が応援するようになり、現在では管理組合と自主防災会が一体となって行動しています。

防災活動内容は、毎年定例の防災訓練を行っていますが、昨年度は創立十周年を記念して、自分達の団地に即した防災マニュアルを作成し全戸に配布しました。そしてそのマニュアルをテキストに机上防災訓練を三郷文化会館大会議室を借りて行いました。

研修についても、市自主防災組織連絡協議会に加入しており、ブロック別情報交流会における近隣自主防災会との意見交換や各種研修会に参加し、防災会役員の資質向上に努めております。

今後の活動としては定例訓練以外の訓練で、例えば東京への勤務者が多いため帰宅難民と言われる人たちについての検討を行っていきたいと思っています。

活動の様子・写真