みさと第二住宅自主防災会

<組織の名称>
みさと第二住宅自主防災会
<組織の概要>

・会  長   谷本 尚基
・設立年月日  平成5年3月12日
・地域の世帯数 572世帯

<特集の内容>

-第8回夜間防災訓練-
ⅰ日時 平成28年7月9日(土)19:00~21:00 天気 雨のち晴れ

ⅱ場所 第二管理組合集会所及び18号棟西側防災倉庫前広場 その他

ⅲ対象  自主防災会役員・理事役員 住民会役員 参加人数  35名

ⅳ訓練目的 夜間に震度5強の地震が発生し、ライフラインが損壊した事を想定し、防災役員の初動対応力の向上と避難時の注意点を確認し、より実践的な訓練の積上げを目指して実施した。

ⅴ訓練内容
① 役員参集訓練案内 19:00~20:30 (地震発生想定時刻)
(街区一斉放送設備利用 )発電機を作動させ放送機材へ結線し、伝達ができた。
「こちらは第二住宅自主防災会です。理事役員 住民会 防災役員は夜間訓練を実施いたします。自己の安全と家族の安全を確認後、直ちに集会所にご集合下さい」
② 役員点呼 19:15  地震が起きたら安全確認後、機敏に役員は組織として集合し行動する事。
集会所前に参集後、防災会は班長・理事会は理事長・住民会は事務局長を中心に点呼をとるが副理事長風邪のため欠席、理事長が確認した。電気は消灯した中で対応する。
理事役員、住民会、各班長より渋沢副本部長に参加人数報告した。

○ 本部長挨拶 自己及び家族の安全後、役員として参集する。建物・ライフライン・負傷者・
要援護者の対応に取り掛かる協力体制づくり。 雷雨の場合ピロティに避難する雨がやみ18時には晴れ間がでてきた。熱中症対策として飲み水を用意する。
熊本地震も4月14日に発生した。日本列島は災害と付き合いながら生きていかなければならない。賃貸も所有者もここは我々が生きている場所またこれからも生きていかなければいけない場所だ。その一体感の意識醸成が防災には必要です。
各参加者にLEDヘッドランプ配布し電池充填(終了後は回収保管する)
③ 災害対策本部テント設営  全員で組立対応し、本部テントを設営し発電機による照明(投光機使用)テント内と防災倉庫に設営。
④ 救護所テント設営  負傷者を搬送し、救護する場所として。
⑤ 情報収集訓練  巡回尾崎さん・渡辺さんでトランシーバーを使用し、街区被害状況を確認して本部へ連絡する。負傷者の救護を本部に依頼する。
⑥ 救護係   救出班と避難誘導班で救助訓練(タンカ 3基で搬送練習)
⑦ 給食給水班 電気機械班と共同で井戸水の給水
⑧ 電気機械班 井戸水の汲み上げ。 電気照明の点灯。
⑨ 衛生救護班 理事役員と共同で非常用トイレ組立(ベンクイック式)。 凝固剤訓練なし。
⑩ 要援護者対策班・住民会担当 車イス2台使用 要援護者避難訓練なし

<初期活動対応> 12街区一時避難場所として18号棟西側公園にて
今回できた事
○ テント設営2張(一時避難所)
テント内照明設営(100W5個 投光器500W 2個テント内に設営 )
○ マンホール型仮設トイレ1基設営(防災倉庫前)衛生救護班・理事役員中心
○ 地震情報の収集    トランシーバー
○ 街区内の被害状況報告  建物 通路 電信柱 樹木 液状化など
○ 救出救護・搬送訓練  救助班 避難誘導班対応 階段下から避難所まで搬送した。
指導者養成講座卒業生を中心に三角巾を使用した応急処置(直接圧迫法)などを全員で体験した。
○ 給水配水訓練 ホースを井戸水道に接続し通水し配水した。

<反省会>提案・購入備品について
<広報情報班>
① 一斉街区マイク放送で発電機からの電源コンセントがなく、商用電源で放送伝達した。
② 役員集合は「マイク放送があってから集合できた」災害発生で安全確認後に集合する。
③ デジタルトランシーバーは感度がよく使える。
④ 水道の止水栓などライフラインも確認できた。
<避難誘導班>
① 特になし
<消火救出班>
① 今回2班で対応 階段が廻りきれないので階段下より搬送。三角巾の使用訓練。
② 訓練指導者講座卒業生が率先してやった。ここは人員不足です。救護する人の養成が必要。
③ 階段上からの患者搬送は難題である。
④ 確認事項として団地住宅から救急患者は119番通報した場合、はしご車と救急車が来るがベランダからおろす為か要確認。
<衛生救護班>
① 非常用トイレ組立は手馴れてきた。かなり早く組立ができるようになった。
② 簡易トイレで凝固剤を使用した訓練は、夜間ではしなかった。
③ 救護所での患者受け入れのリーダーが必要である。
<給食給水班>
① 訓練内容を実施できた。井戸水配水
<電気機械班>
① 発電機作動し照明点灯。井戸ポンプ作動・テント組立指導
<要援護者対策班>   今回は訓練なし
<その他>
①救出用の倉庫のジャッキの検討が必要 揚力不足ではないか(備品は自動車のジャッキ)
講評
②かなり訓練も班長中心にてきぱきできるようになった。理事・住民会役員参加が少ない。
③今回は三角巾使用訓練全役員で実施した。AED使用もできるように習得すること。
④ライフラインのチェックリスト作成が必要(電気・TV・水道・ガス・電話・排水など)

活動の様子・写真